大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

喧嘩っぱやいハナダイ

ハナダイ類は平和的なイメージがあるが、実はそんなことはない。かなり喧嘩っぱやい種もいる。


ケラマハナダイの喧嘩(奄美

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特にケラマハナダイは喧嘩っぱやく、小競り合いがしょっちゅうある。そのうち噛み合いになるのだ。











キンギョハナダイの喧嘩(コモド)                                              

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ハナダイ類はプランクトン食なので、エサを巡って争うことはない。たくさん流れてくるからだ。縄張り争いということでもなさそうなので、メスあるいはオスを巡る争いなのだろう。










メラネシアンアンティアスの喧嘩(セブ)
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噛み合いにまでなる喧嘩は、一旦離れてもまた噛み合う場合がよくある。「腹の虫が治まらない」のか、それとも生理的に合わないのかもしれない。










ケラマハナダイのメス同士の喧嘩(座間味)
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ケラマハナダイはもう何度も噛み合いを見ている。オス同士の噛み合いならわかるが、なぜかメス同士の場合もある。











ケラマハナダイのオスとメスの喧嘩(座間味)
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また、オスとメスの場合もあるので、意味がよくわからない。やはり生理的なものなのだろうか。

同じハナダイでもカシワハナダイやハナゴイの噛み合いは見たことがない。種によって性格がかなり異なるようだ。