サンゴ礁の海に潜っていて、ウメイロモドキが通り過ぎるとうれしくなる。色合いがいかにも南海の魚という感じで、爽快な気分になるからだ。
ウメイロモドキ(座間味)
ウメイロモドキによく似た魚にユメウメイロ、ウメイロ、イエローバックフュージラーがいる。
イエローバックフュージラー(モルディブ)
モルディブなどインド洋で見られるのがイエローバックフュージーラー。体高はウメイロモドキとほぼ同じだが、背中の黄色い部分が多い。
ユメウメイロ(ラジャアンパット)
ユメウメイロは、ウメイロモドキよりも体高が高く、生息数も少ないので出会う頻度も低い。背部の黄色は個体(群れ)によって異なるようで、黄色は尾ビレだけのものもいる。
ユメウメイロ(奄美)
ウメイロは背部の黄色が多いので、これはウメイロだと思っていた。いろいろ調べたら、ユメウメイロの黄色が多いタイプということがわかった。
ウメイロ
ウメイロの写真はないので『日本産魚類生態大図鑑』(東海大学出版会)から転写した。背部の黄色が多く、ユメウメイロとそっくり。やや深いところにいるようで、出会う機会は少ない。以前は今回の4種はフエダイ科だったが、現在は本種のみ。他の3種はタカサゴ科になっている。