大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

隅田川七福神めぐり

これまで初詣はあまり行ったことはなかった。信仰心があるわけでもないので、混雑を理由にしていた。ところが、どういう心境の変化か、今年は参拝した。それも1ヵ所ではない。


隅田川七福神めぐりの小冊子

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墨田区向島にある「隅田川七福神めぐり」をしたのだ。区の観光協会主催で、ガイドも付くというので参加した。
そもそも隅田川七福神めぐりは、江戸時代後期に向島百花園に集まる文化人の発案で始まったという。そして今年が節目の200年に当たる。









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神様に頼らなければならない年代になったこともあるが、最近日本の歴史や伝統、文化などに興味が湧いてきたこともある。外国人観光客の中には、日本の伝統に引かれて研究する方が増えていると聞くと、負けられない。

隅田川七福神とは、墨堤通り(ぼくていと読み、隅田川の昔あった土手のこと)沿いにある6つの社寺に祀られている7つの福の神のこと。三囲神社(みめぐり)には恵比寿神と大国神を祀っている。




長命寺と奉納の樽酒
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七福神をめぐるコースは北からと南からの2とおりあり、今回は南からの三囲神社から参拝した。次の弘福寺布袋尊、その次の長命寺は弁財天を祀っている。長命寺付近が地元の木の実ナナさんは、毎年樽酒を奉納しているらしい。例年はすぐになくなってしまうようだが、今回はまだあったので、硬貨を置いてお神酒をいただいた。






ジュウガツザクラが咲いていた
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長命寺の桜もちは有名で、そのお店のすぐそばにある桜が咲いていた。ジュウガツザクラという名前だった。











白鬚神社では行列が                                                

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向島百花園は福禄寿尊、白鬚神社は寿老神、最後の多聞寺(たもんじ)は毘沙門天を祀っている。
近ごろは観光バスによる七福神めぐりのコースがあるようで、向島百花園と白鬚神社は大混雑だった。








生粉打(きこうち)せいろ
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七福神めぐりは12時半ごろ終え、鐘ヶ淵駅で解散となったので、墨堤通りにあるそば屋「生粉亭」に入った。

隅田川七福神めぐりのコースは子供のころ住んでいた地域で、高校の近くでもあるのでとても懐かしかった。そばを食べた後、子供のころ過ごした辺り(現在の堤通2丁目)に行ったが、大変貌していて見当もつかなかった。65年も経ったので当然かもしれない。