これまで初詣はあまり行ったことはなかった。信仰心があるわけでもないので、混雑を理由にしていた。ところが、どういう心境の変化か、今年は参拝した。それも1ヵ所ではない。
神様に頼らなければならない年代になったこともあるが、最近日本の歴史や伝統、文化などに興味が湧いてきたこともある。外国人観光客の中には、日本の伝統に引かれて研究する方が増えていると聞くと、負けられない。
隅田川七福神とは、墨堤通り(ぼくていと読み、隅田川の昔あった土手のこと)沿いにある6つの社寺に祀られている7つの福の神のこと。三囲神社(みめぐり)には恵比寿神と大国神を祀っている。
長命寺と奉納の樽酒
七福神をめぐるコースは北からと南からの2とおりあり、今回は南からの三囲神社から参拝した。次の弘福寺は布袋尊、その次の長命寺は弁財天を祀っている。長命寺付近が地元の木の実ナナさんは、毎年樽酒を奉納しているらしい。例年はすぐになくなってしまうようだが、今回はまだあったので、硬貨を置いてお神酒をいただいた。
ジュウガツザクラが咲いていた
長命寺の桜もちは有名で、そのお店のすぐそばにある桜が咲いていた。ジュウガツザクラという名前だった。
白鬚神社では行列が
生粉打(きこうち)せいろ
七福神めぐりは12時半ごろ終え、鐘ヶ淵駅で解散となったので、墨堤通りにあるそば屋「生粉亭」に入った。
隅田川七福神めぐりのコースは子供のころ住んでいた地域で、高校の近くでもあるのでとても懐かしかった。そばを食べた後、子供のころ過ごした辺り(現在の堤通2丁目)に行ったが、大変貌していて見当もつかなかった。65年も経ったので当然かもしれない。