中層で群れるアカモンガラ
プランクトン食で、通常は中層で群れになっている。
頭隠して…
警戒心が強く、近づいて写真を撮ろうとすると逃げるが、場合によっては岩の隙間に入り込むこともある。尾ビレだけ出ているので、笑いたくなる。
歯が赤いのが特徴
しかしある時期になると豹変する。近寄ると歯をむき出して向かって来るのだ。卵を守っているときの話だが…。アカモンガラを英名で「レッドトゥース トリガーフィッシュ」という。和名も当初は「アカハモンガラ」だったが、印刷で「ハ」が脱字でそのままになったらしい。
『魚の子育てと社会』
アカモンガラの生態は、'88年発行された桑村哲生著『魚の子育てと社会』(海鳴社)で知った。1尾のオスが10尾前後のメスを従えるハレムを形成するという。しかし観察していてもそこまではわからない。もしかしたら繁殖期にそうなるのかもしれない。
クリーニングされるアカモンガラ
本の中には産卵についても書かれていて、モンガラカワハギ科の産卵は早朝。日の出に合わせてらしい。その時間帯に潜るのは無理なので、一生撮れないだろうと思っていた。