以前、「愛用品もいつかは屑に」で古い撮影機材が出てきたことを取り上げた。その中に15mmレンズもあったが、それは初期のタイプでオート対応ではないレンズだった。
これは新タイプの15mmレンズ
なぜかピンボケの集合写真
それはともかく、旧タイプの15mmレンズで大失敗をしでかしたことがある。'85年のことで、その当時は夏だけ座間味島のダイビングサービスを手伝いながら写真を撮っていた。あるとき知り合いのグループが来たので、15mmを付けたニコノスⅣを持って一緒に潜った。
せっかくの写真も
Aさんはモデルになってくれ、いろいろなシチュエーションで撮影した。
東京に戻って現像してみると、なぜかみんなピンボケ。唖然とした。超ワイドレンズなので、撮影距離を間違えてもピンボケになるはずはない。
レンズは内側からねじ込みになっている
レンズを調べてみると、内側のレンズはねじ込み式になっていて、それが緩んでかなり手前に飛び出ていた。それでピンボケになったのだった。いつもボートに積んでいたので、エンジンの振動で緩んだようだ。このような現象が起きることは知っていたが、外から見えるものしかチェックしていなかった。まさかレンズの中にまで影響されるとは…