大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

15mmレンズの苦い思い出

以前、「愛用品もいつかは屑に」で古い撮影機材が出てきたことを取り上げた。その中に15mmレンズもあったが、それは初期のタイプでオート対応ではないレンズだった。


これは新タイプの15mmレンズ

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'74年から約20年使い、その後はニコノスRSに代えたので、出番がなくなった。しかし、'99年に新タイプの15mmレンズを購入している。ニコノスV型はRSより軽いからだ。










なぜかピンボケの集合写真

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それはともかく、旧タイプの15mmレンズで大失敗をしでかしたことがある。'85年のことで、その当時は夏だけ座間味島のダイビングサービスを手伝いながら写真を撮っていた。あるとき知り合いのグループが来たので、15mmを付けたニコノスⅣを持って一緒に潜った。








せっかくの写真も                                                

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Aさんはモデルになってくれ、いろいろなシチュエーションで撮影した。

東京に戻って現像してみると、なぜかみんなピンボケ。唖然とした。超ワイドレンズなので、撮影距離を間違えてもピンボケになるはずはない。








レンズは内側からねじ込みになっている                                            

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レンズを調べてみると、内側のレンズはねじ込み式になっていて、それが緩んでかなり手前に飛び出ていた。それでピンボケになったのだった。いつもボートに積んでいたので、エンジンの振動で緩んだようだ。このような現象が起きることは知っていたが、外から見えるものしかチェックしていなかった。まさかレンズの中にまで影響されるとは…






同じレンズで撮影したジンベエザメ'88年)
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それ以来、必ずチェックするようにしている。それにしても、モデルになってくれたAさんには悪いけれど、ジンベエザメのときでなくてよかった。この3年後にジンベエザメに出会っている。