大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

フィッシュウォッチング用写真(後編)

魚と人物を同じ画面に入れるには超広角レンズが定番だが、魚に接近しないと小さくなってしまうおそれがある。


クロオビマツカサと('93年、座間味)

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魚が怯えないように近寄って撮ると、レンズの特性で手前は大きく、遠くは小さく写って遠近感が強調される。










トウアカクマノミと('93年、座間味)
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座間味島の阿護の浦に生息するトウアカクマノミ。ずいぶん前から撮影していて、テレビ番組でも何度か取り上げている。ダイバーと一緒の写真もたくさん撮ったが、これはトウアカクマノミと人物をほぼ同じ距離にし、自然な感じで大きさがわかるようにした。








トウアカクマノミと('04年、PNG

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同じトウアカクマノミでも、これはパプアニューギニアPNG)のもの。トウアカクマノミの体色や生息環境に違いが見られる。











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PNGの内湾で見られるマンジュウイシモチ。サンゴの隙間から出てくるのを待って撮った。



 









ハマクマノミを操る('87年、座間味)
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魚と人物を一緒に撮るには、モデルになる人物が魚好きでなければならない。魚にはわかってしまうようで、魚好きなモデルの場合、逃げたり怯えたりしないで思うがままになるようだ。