魚と人物を同じ画面に入れるには超広角レンズが定番だが、魚に接近しないと小さくなってしまうおそれがある。
クロオビマツカサと('93年、座間味)
魚が怯えないように近寄って撮ると、レンズの特性で手前は大きく、遠くは小さく写って遠近感が強調される。
座間味島の阿護の浦に生息するトウアカクマノミ。ずいぶん前から撮影していて、テレビ番組でも何度か取り上げている。ダイバーと一緒の写真もたくさん撮ったが、これはトウアカクマノミと人物をほぼ同じ距離にし、自然な感じで大きさがわかるようにした。
PNGの内湾で見られるマンジュウイシモチ。サンゴの隙間から出てくるのを待って撮った。
魚と人物を一緒に撮るには、モデルになる人物が魚好きでなければならない。魚にはわかってしまうようで、魚好きなモデルの場合、逃げたり怯えたりしないで思うがままになるようだ。