大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

座間味にて(その8)

ロケ現場に長い間潜っていると、顔なじみの魚たちが増える。どのようなところでどういう行動をとるのか、だいたいわかるようになる。


カクレクマノミ。世話するのはオス
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30日に産卵したカクレクマノミは、懸命に卵の世話をしている。今日か明日ふ化するだろう。












興奮色のフエフキダイの仲間
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新顔がエサを探しながら砂地を横断してきた。黒っぽいまだら模様が出ている。フエフキダイの仲間だ。











通常色に戻ったタテシマフエフキ
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数カット撮影している間に、みるみる体色が白っぽくなった。この間、7~8秒。後になってタテシマフエフキということがわかった。


 









クロハタのペア                                            

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益田岩に住みついているクロハタ。ペアでいるが、なかなかツーショットは撮れない。この日は珍しく仲良く一緒に行動していた。メスの腹部は膨らみ、産卵が近いことをうかがわせる。腹部の白い帯も際立って白い。









クロハタのメス                                         

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翌日オスは4050m離れた別の根に、メスは益田岩にいた。メスの白い帯は薄くなっていて、お腹も前日と比べると若干小さくなった気がする。産卵したのかもしれない。おそらく大潮の間は毎夕産卵するのだろう。