ロケ現場に長い間潜っていると、顔なじみの魚たちが増える。どのようなところでどういう行動をとるのか、だいたいわかるようになる。
カクレクマノミ。世話するのはオス
30日に産卵したカクレクマノミは、懸命に卵の世話をしている。今日か明日ふ化するだろう。
興奮色のフエフキダイの仲間
新顔がエサを探しながら砂地を横断してきた。黒っぽいまだら模様が出ている。フエフキダイの仲間だ。
通常色に戻ったタテシマフエフキ
数カット撮影している間に、みるみる体色が白っぽくなった。この間、7~8秒。後になってタテシマフエフキということがわかった。
クロハタのペア
益田岩に住みついているクロハタ。ペアでいるが、なかなかツーショットは撮れない。この日は珍しく仲良く一緒に行動していた。メスの腹部は膨らみ、産卵が近いことをうかがわせる。腹部の白い帯も際立って白い。
クロハタのメス
翌日オスは40~50m離れた別の根に、メスは益田岩にいた。メスの白い帯は薄くなっていて、お腹も前日と比べると若干小さくなった気がする。産卵したのかもしれない。おそらく大潮の間は毎夕産卵するのだろう。