ニセネッタイスズメダイは今ごろの季節になるとオスがガレ場や砂地に縄張りを持ち、岩や死サンゴの下に穴を掘って巣穴を作る。
巣穴にあるサンゴのかけらなどは外に出す
作り始めから完成まで時間かかるので全作業を観察するのは困難だが、作っている途中ならわりあい簡単に見ることができる。
死サンゴのかけらを運び出す
カメラはニコノスⅢ+28mmで、最短距離
の60cmで撮った。小石などを何度もくわえて出てくるのがおもしろくて、ずっと同じ位置から撮影した。
細いサンゴのかけら
どのくらいの時間で次に出てくるか見当つかなかったが、今考えると1~2分のときもあれば、3~4分のときもあったように思う。
小石を運び出す
くわえて出て来るものがそのたび違うので、好奇心に駆られて撮影していたような気がする。ゆっくり動くヒトデの位置で時間経過がわかる。
遠くに運ぶことも
くわえた小石などは巣穴のすぐ外に落とすことが多かったが、一二度は遠くへ運んで捨てたことがあった。一体どういう違いがあるのだろうか。