大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

ローライマリンで撮った写真

契約しているフィルムライブラリーから、預けていたポジフィルムが戻って来た。現在はデータでの貸し出しなので、以前預けたフィルムはスキャンしてデータ化した順にカメラマンに返却される。データはコピーが簡単なうえに場所も取らず、同時に複数のクライアントに見せたり貸したりできる利点がある。


ホンソメワケベラの求愛('77年、式根島                                          

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フィルムライブラリーと契約したのはアマチュア時代で、確か'76年ごろ。戻って来たフィルムの中にローライマリンで撮った6×6版も複数あった。これはホンソメワケベラの産卵直前の場面。ファインダーでは左右逆像なのに、我ながらよく撮ったと思える写真だ。意外なことにどのフィルムも約40年経っているにもかかわらず、色褪せてない。











カツオの群れとローライを構えるぼく
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'73年に沖縄本島各地で水中撮影した。真栄田岬でカツオの群れに遭遇して撮った数カットのうちの1枚。カツオの写真は貴重なのでデュープ(複製)を作成していたが、オリジナルは紛失。ライブラリーにはデュープを預けていた。ポイントは異なるが、同じ沖縄のときの写真が右で、ローライマリンにストロボではなくフラッシュガンをつけていた。





座間味で撮ったクダゴンべと切り抜き
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座間味島に初めて行ったのは'77年で、そのとき撮ったのがこのクダゴンべ。続きのカットを第7回マリンダイビング水中写真コンテストに出品した。この当時入賞の場合は版権が主催者側になり、フィルムは戻らない決まりだった。当時の雑誌の切り抜きがあったので見比べると、少しアングルが異なっているのがわかる。







ギンポ(真鶴?'75年ごろ)                                                                

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まったく覚えていない写真もあった。ギンポの写真で、おそらく真鶴か東伊豆で撮ったものだろう。ギンポはわりあい珍しく、大瀬で一度石の隙間にいるのを撮影しただけだ。きちんと撮れている写真があるとは知らなかった。














ウツボとノコギリヨウジ

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この写真を撮ったのはショップのツアーで行った西伊豆なのだが、何年かは覚えていない。まだフラッシュガンを使用していた時代で、たぶん'74年ごろ。ウツボにノコギリヨウジがクリーニングする珍しいシーンなので、興奮しながら78カット撮った。もっと良く撮れたものは、ダイビングワールドの水中写真コンテストに出し、2位になった。