古いスクラップブックが出てきた。ダイビングに関する新聞の切り抜きで、'68年から約8年間のものが貼ってあった。当時ダイビングの情報はとても少なかったので、片っ端から集めていた。'68年に返還された小笠原の海中の取材記事が多い。
そんな中、ぼくが関わったものもあった。真鶴で開催したクリスマスパーティーの記事だ。写真だけではなく、文も書いている。昔はダイビングショップがPRのため、メディアをよく活用していた。これは東京中日スポーツ紙。
番組ロケの記事と当時のスナップ('74年)
東映の女優・池玲子は「ポルノの女王」といわれていたが、初めてテレビに。それがTBSの特別番組「残された碧い海~ニューカレドニアの青春~」で、セミドキュメンタリー番組だったため、話題になった。実はこの番組で水中撮影を担当した。池玲子がスノーケリングする姿や、ニューカレドニアの海中を紹介するシーンを16mmフィルム撮影機で映した。ビデオカメラがまだなかったのだ。ロケを終えてからポートレートを撮らせてもらった。19歳とは信じられない。
アワビ漁解禁の記事('76年、白浜)
掲載されているのは17歳の阿部まり子さん。彼女とは不思議な巡り合わせが。全日本水中スポーツ選手権大会に彼女は何度か出場して上位入賞を果たしたので、写真記録係だったぼくとは面識があった。また、ぼくが勤務していたコカ・コーラ(株)の製品「スプライト」のテレビCMに出たり、富士市から五反田に転居して品川区のミスコンに選出され、東京新聞社に表敬訪問した際にぼくの知人と会い、一緒に真鶴でダイビングすることに。
三宅島にて('78年)