クリーニング=洗濯と思いがちだが、掃除という意味。魚の体についた寄生虫や口の中の食べかすなどをきれいにする「掃除屋」をクリーナーといい、それらの居場所をクリーニングステーションといっている。
モヨウフグの口をクリーニング
クリーナーで有名なのはホンソメワケベラ。体色・斑紋および独特の泳ぎ方がクリーナーの目印になっていて、訪問者が後を絶たない。
ベンテンコモンエビとクロハタ
エビ類にもクリーナーがいる。むしろ魚のクリーナーより多いかもしれない。特に2~3種はクリーニングに熱心。
アカシマシラヒゲエビとタテキン
アカシマシラヒゲエビも熱心。クリーニングされる魚はウツボ類やハタ類などの根魚が多いが、わざわざやって来るものもいる。白いヒゲを目印に。タテジマキンチャクダイもやって来た。
オトヒメエビとドクウツボ
オトヒメエビは前出のエビ類の中では一番気まぐれで、熱心ではない。したがって、ウツボ類のようにあまり動かない魚をクリーニングする場合がほとんどで、それも稀。