ミステリーサークルと調査団
釣りでも標本採集
日本初記録の論文の一部
メールには論文が添付されていて、そのときに採集したダルマガレイ科セイテンビラメ属の一種を日本初記録として報告したものだった。標準和名「オオシャクダルマ」を提唱している。
辞書に載っていた図
「オオシャク」の意味を片山さんにお聞きしたら「大きな笏(しゃく)」のことで、長く伸びた1本目の鰭条の形が昔の官位ある人が持つ笏に似ているから付けたとか。「笏」がどんなものか辞書を見たら図があった。平安時代以降、位が高い人が正装のときに持つもので、現在でも天皇陛下が儀式のときには持つらしい。お若いのにずいぶん古風なものを由来にしているなと思ったら、共著者の案らしい。
オオシャクダルマ(奄美)
オオシャクダルマに似たカレイは奄美で撮影したことがあるので、ストックを調べてみた。
'98月11月に撮影していたが、そのときはセイテンビラメだと思っていた。片山さんによると、これまでセイテンビラメと混同されていた可能性が高いとのことだった。今はベラギンポの論文作成中とのことで、楽しみにしている。