ハタ科のアオノメハタは全長約40cmで、伊豆半島以南の西部太平洋、インド洋に分布している。サンゴ礁域が主な生息場所。褐色の地に青い斑点が全体に入っていることが和名の由来と思われる。体側後部には白い横帯が5~6本入っているが、薄くなることもある。
2尾で行動するアオノメハタ(座間味)
2尾でいることもよくあるが、オスとメスの見分けがつかないため、ペアなのかはわからない。この2尾は白帯がはっきりしている。
砂地を移動するアオノメハタ(座間味)
一方で、白帯が薄くて本種かどうかわかりにくいこともある。おそらく体色の変化は、感情と同調しているのだろう。
体側後部の白帯が薄いタイプ(座間味)
一緒にいる2尾が追いかけあったり、じゃれあったりすることも多い。そうした場合は当然体色が変化する。
じゃれ合う2尾。顔が白っぽくなっている(座間味)
じゃれあうところをしばらく観察していたら、疲れたのか飽きたのか知らないが、3分後に右の個体が砂地で休んだ。そうしたら体色のコントラストが強くなった。一体どれが本当の体色なのだろうか。
砂地で休むと体色の濃淡がくっきりした(座間味)