大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

ピースボートがウクライナ支援

国際交流を目的に1983年設立されたNGOピースボート。地球一周の船旅を格安で実施しているので、ご存知の方も多いはず。これまで10回くらいゲスト(ピースボートでは水先案内人という)として乗船した。先日ピースボートPB)からウクライナ支援キャンペーンのメールがあった。PBはさまざまな支援を行っているが、よくよく考えると、ウクライナと深い関わりかあるので当然といえる。

ピースボートウクライナ支援キャンペーン

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深い関わりとは、1995年よりウクライナの船会社から客船オリビア号をチャーターし、計16回のクルーズを実施しているのだ。そのうち5回オリビア号に乗船している。

ウクライナ船籍オリビア号(0010月、ニューカレドニア・ヌーメア

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その当時ウクライナはロシアとほぼ同じ国と思っていた。民族衣装でティーパーティーを行って甘いケーキでもてなしてくれたり、ウクライナ料理を出してくれたりした。

ティーパーティーの様子(023月)

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ただオリビア号は古かったため、トラブルがとても多かった。特にエンジントラブルでは何度か苦い目に遭った。00年の南十字星クルーズでは、ブリスベンニュージーランドニューカレドニアの乗船だったが、ニュージーランドでエンジン故障になり、氷河見物は取りやめになった。

リビア号後部デッキで集合写真(023月、南太平洋)

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また、01年のクルーズでは、シンガポールセイシェル~ケニヤの乗船だった。セイシェルを出たところで片側のエンジン故障で、スピードが半減。ケニヤ到着は1日遅れ。しかも新たなフライトまで10時間の待ち時間。PBスタッフが見かねてモンパサのリゾートホテルに連れて行ってくれた。ビーチから小舟で沖に出てスノーケリングし、スカンクアネモネフィッシュを見つけて興奮した覚えがある。どう考えても帰国直後の仕事(フォトコンテストの審査)は間に合わない。オリビア号からキャンセル&謝罪のFAXを送る羽目になった。

このように懐かしい思い出がたくさんあるウクライナなので、微力ながら支援はさせていただくことにしている。

ケニヤ・モンパサのビーチ(012月)

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