大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

8Kで取材の奄美の海 再放送

今月26日、奄美大島、徳之島、沖縄本島北部、西表島世界自然遺産に登録された。それに合わせ、2018年に8Kで奄美の海を取材した番組が、NHK BSプレミアムで再放送されることになった。

放送日時 8月3日(火)午前10時29分~11時29分

タイトル 8K「奄美の海  奇跡のサンゴ礁

番組のタイトル

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取材したのは3年前の5月。8KカメラのNHK仕様ハウジングができたばかりで、初使用とのことだった。取材目的はミステリーサークル、サンゴ礁の生きもの、サンゴの産卵などで、ぼくはミステリーサークルを担当した。

ミステリーサークルの溝を掘るアマミホシゾラフグ

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水深15mにつくり始めのサークルを見つけて撮り始めた。ボートからケーブルを引いて定点カメラを設置したため、一般ダイバーもたやすく見ることができた。それはよいのだが、やぐらを立てて真上からも撮影する計画もあるため、約150m離れた水深24mでサークルを探し、そこで撮ることになった。24mにはつくりたてのサークルが約10m置きに三つあり、その一つにやぐらを立てた。

24mのミステリーサークル。遠くにやぐらが見える

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当初番組は19年夏にBS8Kで放送する予定だった。しかし8Kのソフト(番組)は少ないため、放送が早まり、3月末になった。そしてその後もBS8Kで何度も再放送された。とはいえ、8Kで見るには専用のテレビやチューナー、アンテナなどを揃えなければならず、到底無理。撮影現場で映像をチェックするときもパソコンなので、8Kという実感はなかった。そこでディレクター仁お願いして、NHKで試写会を開いていただいた。音響効果もあって、迫力満点だった。

今はこのような状況なので海外ロケはできず、どの番組も再放送が多い。早く新たな映像が見たいものだ。

NHKでの試写会(195月)

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