大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

ニューカレドニアの想い出(その1)

ナショナルジオグラフィックメールマガジンに「いつか訪れたい旅先」シリーズがあり、今回はニューカレドニアだった。フランス領ニューカレドニアは、奇跡の出会いなど想い出がたくさんある。パラオに次いで2回目の海外がニューカレドニアで、19745月のこと。TBSセミドキュメンタリー番組「残された碧い海」のロケで、水中撮影を担当した。当時はまだアマチュアだったが、動画撮影は少し経験があったので起用された。まだビデオカメラがない時代で、フィルムの16㎜カメラだった。1本のフィルムで撮れるのは約3分なので、2台持って入った。

ヌーメアのホテルからの眺望と台本

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その当時、東映のポルノ女優だった池玲子をリポーターに起用したこともあり、この番組は話題になった。ニューカレドニアまでの直行便はまだなかったので、行きはシドニー、帰りはシンガポール経由だった。

池玲子とディレクター、左がぼく。ロケ終了し、ボートで打ち上げ

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1996年の年末、ピースボートに乗船した。ケアンズからニューカレドニアを経由してタヒチで下船というコース。9712ニューカレドニアのヌーメアに入港した。

ピースボート「アワニドリーム」よりニューカレドニアを望む(97.1.2

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寄港は2日間なので、初日は水族館に行った。見終わって街を巡っていると、ダイビンングショップ「アリゼ」があり、入ると日本人スタッフがいた。いま日本人グループが来ていて、数か月前にぼくのフォトセミナーを受けたらしいと話す。明日アメデ島に行くという。ぼくも行く予定なので、会えるのを楽しみにボートに戻った。

ヌーメア水族館

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翌日アメデ島に行くと、日本人グループは潜っているようで、ぼくはスノーケリングしたり、島を散歩したりして時間をつぶした。1本目が終わったグループが戻ってきて、再会を果たした。確かに大瀬崎でセミナーをした際に参加してくれた方々だ。彼らの休憩時間中、海の話に花が咲いたのだった。

アメデ島で再会した日本人グループ。右は2本目出発

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