東京は穏やかな三が日だった。徒歩圏内に「深川七福神」があるので、元旦に深川神明宮に行ったら長蛇の列。すぐにあきらめた。ぼくにとっての「七福神めぐり」の目的はウォーキングなので、2日は隅田川の橋めぐりをすることに。上流の白鬚橋から順に両国橋まで八つの橋をめぐる予定。「八つ橋」があるくらいだから、縁起がよいかもしれない。
明治通りが通る白鬚橋
桜橋は隅田川に架かる橋では唯一歩行者専用。1985年に完成した。上から見るとX字型になっている。橋には片側に漢字、もう片側に平仮名で名が刻まれているのだが、桜橋にはなぜかなかった。すぐ近くに長命寺の桜餅や言問団子などの老舗和菓子屋がある。
言問橋の完成は1928年。言問といえば「言問団子」だが、名前の由来は、在原業平が詠んだ和歌「…いざこと問わむ都鳥…」をヒントにしたらしい。「言問団子」が人気になったお陰でこの付近は「言問ケ岡」と呼ばれ、その後できた橋に言問橋と付けられたという。
直線的な言問橋
吾妻橋近くに墨田区役所、アサヒビール本社ビル、公団住宅のマンションなどの高層ビルが集まっている。アサヒビールのビルは、ビールを注いだジョッキをイメージしている。したがって、ビルの壁面はビール色だ。
吾妻橋は浅草雷門と直結しているため、最も人通りの多いにぎやかな橋。この後駒形橋と厩橋に行ったが、日が傾いてマンションの影が厩橋にかかったため、翌日改めて撮ることにした。
吾妻橋。他にも低い橋がいくつかあるが、景観を考慮したからという