大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

神戸小旅行

2泊3日で神戸に行った。目的は写真展「海で逢いたい」神戸展だが…。25日(土)は元町にある知り合いの店でランチを食べてから会場入り。今回の展示数は40点弱と少なめ。やはりコロナの影響がまだ続いている。数名の知り合いが見に来てくれたものの、東京展と…

奇妙で美しいシーアップル

シーアップルという生物がいる。丸い形をしていて、大きさは10数cm。色は赤が基本のようだが、バリエーションは豊富。上部からフサフサの触手が現れることもあり、これでプランクトンを付着させる。ここまで読んで、これがナマコの仲間だと思う人はまずいな…

春を探しに

春が待ち遠しくて、探しに行った。行先は江東区の亀戸天神の梅まつり。紅白の梅の花が咲いてはいたが、つぼみの状態のものやまったく咲いていない枯れ枝のようなものもあった。 亀戸天神境内の梅 梅まつりは2月4日~3月5日の1か月間で、種類によって満開の時…

ウミガメと関わる魚たち

サンゴ礁域で出会えるウミガメは、アオウミガメかタイマイがほとんんど。これらのウミガメと関わる魚もいる。そんな魚たちを取り上げてみよう。まずはコバンザメ。アオウミガメに付くことがあり、その理由は寄生虫を食べるためとの説もあるが、定かではない…

ニセクラカオスズメダイについて

スズメダイ科のニセクラカオスズメダイは全長約10cmで、八重山諸島以南の西部太平洋に分布している。クラカオスズメダイと似ているものの、本種には縞模様がない。日本の図鑑に初めて載ったのは1984年発刊の『日本産魚類大図鑑』(東海大学出版会)で、八重…

意外に多いササムロ

タカサゴ科のササムロは全長約30cmになり、奄美および八丈以南の西部太平洋、インド洋に分布する。同科のタカサゴとよく似ていることから、混同されやすい。そのため、知名度は低い。 ササムリ(コモド) 両種の外見的な違いは尾ビレで、タカサゴは上下の先…