大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

アケボノチョウについて

チョウチョウウオ科のアケボノチョウチョウウオは、千葉県以南の太平洋、インド洋、紅海に分布する。全長18cmに達するが、成魚が普通に見られるのはサンゴ礁域。 アケボノチョウチョウウオ(コモド) 単独ないしはペアでいるが、時には10尾前後のグループで…

一人歩きする写真

写真を出版社や広告代理店に貸す場合、どのような媒体に使用されるかが事前にわかる。ところが、知らないまま「一人歩き」しているものもある。ということで、今回は「一人歩き」する写真の話。 複写されたオジサンの写真 以前、無断で魚類図鑑からオジサン…

第23回 写真展「海で逢いたい」

桜の開花とともに毎年開催している写真展「海で逢いたい」が今日から始まった。それに先立ち、午前中に搬入・設営を有志で行った。 配置を決めているところ 10時に会場へ行ったらもう20名くらい来ていて、搬入を開始していた。プリントを行った「写真弘社」…

色彩変異が多いフグ

フグ科モヨウフグ属のコクテンフグは、全長約30cmになり、本州中部以南の西部太平洋、インド洋に分布する。 やや白っぽいタイプのコクテンフグ(奄美) 顔が犬に似ていて表情が可愛いこと、警戒心もあまりないことなどもあり、出会うと必ずレンズを向けるこ…

仮の名前で呼ばれてます

「カニハゼ」と呼ばれているハゼがいる。全長5~6cmで、内湾の砂地や転石帯に生息し、ペアでいることが多い。ハゼなので第1と第2背ビレがあり、体のわりには大きい。それぞれの背ビレに目玉模様があるのが特徴。 カニハゼと呼ばれるハゼ(コモド) 泳ぎ方は…

写真展「海で逢いたい」の準備着々

恒例の水中写真グループ展「海で逢いたい」神戸展が、今月14日から開催される。それに先立って準備を進めたが、最初は案内状の制作。11月までに出品された候補の中から選んだ。 神戸展向けの案内状 条件は文字を入れやすいこと、過去に選ばれていない人とい…

長高水族館部

10日の日本テレビ「所さんの目がテン」は、長高水族館部の特集だった。昭和61年に老朽化により閉館した愛媛県長浜町立長浜水族館。地元の人々に親しまれた水族館を復活させたのが長浜高校で、なんと水族館部をつくった。 「所さんの目がテン」HP 水族館部に…

タツウミヤッコについて

ヨウジウオ科ウミヤッコ属のタツウミヤッコは、全長約16cmで、伊豆半島、琉球列島以南の西部太平洋、紅海に分布している。 保護色をしたタツウミヤッコ(奄美) 新種記載は1915年と古い。日本では90年代初めごろに宮古島、伊豆海洋公園、座間味島などで発見…

地球ドラマチック

3月2日(土)19時よりNHKEテレで「地球ドラマチック」が放送された。「サンゴ礁の海 ラグーン」がタイトルで、サブタイトルが「~小さな魚マニーニの冒険~」。 エンドタイトル 舞台はポリネシアのタヒチで、シマハギを現地語でマニー二というらしい。シマハ…

CP+

2月28日から3月3日まで開催のCP+(シーピープラス)に行ってきた。会場はパシフィコ横浜。平日にもかかわらず、大勢の人が来ていた。 カメラと用品のカタログ この催しは、昔のカメラショーと写真用品展示会が一緒になったもの。さらにデジタル時代になった…