大方洋二の魚って不思議!

写真を通して魚類の生態や海について考える

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

1年ぶりのコモド(7)

南エリアで潜り終えると北上してセントラルエリアに。代表的なポイントはピンクビーチ。その名のとおり砂浜がピンク。赤いパイプコーラルが砕けた粒が白い砂と交ざってピンクに見える。 ピンクビーチ('11年撮影) 観光客が上陸するピンクビーチの沖がダイビ…

1年ぶりのコモド(6)

同じ南エリアでもコモド島の南は少し趣が異なる。特に木造船が沈んでいるポイントはサンゴもきれいで、マンジュウイシモチやシリキルリスズメダイなどが見られる。 浅瀬はきれいなサンゴ礁 沈船は以前と比べると朽ちていて、隠れ家として利用する魚も少なく…

1年ぶりのコモド(5)

カーニバルロックから湾の奥に進むと、別のポイントがある。スロープになった転石帯で、やはりウミシダ、ムチカラマツ、カイメン、ホヤなどの底生生物が多い。 クラカケベラ 目の前に現れたのはクラカケベラ。日本のものは約20cmだが、それに比べるとやや大…

1年ぶりのコモド(4)

コモドの南エリアは、湧昇流の影響で水温が低い。過去のログを見ると、平均で25℃くらい。23℃台だったときもある。今回は約27℃なので、世界的に異常なのかもしれない。 テーブル状サンゴの下は休憩所 南エリアNo.1のポイント「カーニバルロック」はシーマウン…

1年ぶりのコモド(3)

北エリアで1日か2日潜ると、一気に南エリアに向かう。リンチャ島の南端は湿度が高い風が吹くため、わりあい緑が多い。 南エリアの風景とコモドドラゴン 南エリアを代表するポイントの近くのビーチには、コモドドラゴンがよく姿を見せる。小型ボートで近づい…

1年ぶりのコモド(2)

コモドの海を大別すると、北エリア、南エリア、セントラルエリアになる。北エリアは暖かなサンゴ礁。一方南エリアは南からの栄養分豊富な冷たい海流の影響で、カラフルな底生生物が多く、インド洋の魚も見られる。 北エリアの代表的なポイントが集まる海域 …

1年ぶりのコモド(1)

9月3日から17日まで、インドネシアに行っていた。目的はいうまでもなく、コモド諸島ダイブクルーズで、楽しみながら撮影すること。 コモド諸島。緑が薄く覆っている 1年ぶりに行ってみると、乾季にもかかわらず、岩山の表面に薄らと緑が覆っていた。異常気象…

イルカの写真(利島編)

利島(としま)は伊豆七島の一つで、伊豆大島の隣にある。約10年前よりイルカが海岸に居ついているという噂が広まった。御蔵島から数頭が分かれてきたらしい。'11年7月に友人たちが行くというので同行した。 なぜか浅瀬を移動する 一行にはフリーダイビング…